幼い頃から始めたサッカーの魅力に惹き込まれ、より高いレベルの環境を求めて大阪体育大学へ。施設のレベルが高く、意欲の高い仲間とともに切磋琢磨できる恵まれた環境でした。体育大学ならではの実技の多さとクオリティの高い授業内容にも満足していました。

　サッカー部では、テクニカルな部分だけでなく、人との当たり方や体の使い方など、より質の高いサッカーをするための所作を一から教えていただきました。私自身、体が大きくないこともあり、試合で活躍するための「競りの技術」を４年間で学んだことはとても有意義でした。卒業後はプロの世界へ飛び込むこととなり、「サガン鳥栖」へ 。監督の指導のもと 、新たな視点に気づくことができ、サポーターに支えられながら、入団後からプロ１年目でシーズン９得点を挙げることができました。

2021年にベルギーのシント＝トロイデンV Vへ移籍しました 。海外では、チームとしての一体感以上に 、個のスキルをどれだけアピールできるかが重要です。世界で戦うためのステップアップをめざしていくとともに 、サッカーを長く続けていきたいと考えています 。２０２６年のワールドカップに出場したい。日本代表に選ばれるためにチームで結果を出し、代表に選ばれたら、そこで点を取り続けないとW 杯には出られません。常に最高の準備をし続けていくことが重要です。
　高校の３年間ではプロという夢はかないませんでしたが、大学という次のステージに進み、信頼できる仲間やコーチに出会い、プロを目指せる環境に身を置くことができ、大学生活の４年間はサッカー人生の分岐点になりました 。皆さんも大阪体育大学で、夢をかなえるスタートラインに立ってほしいと思います。

（2023年3月 取材）