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子どもたちの気持ちを
大切にした新たな教育のあり方の追究

KAZUHIKO
NAKAGAWA

中川 一彦教育学部 教授

  • #算数教育
  • #数学教育
  • #教育のあり方

教育の現場での経験から見えてくる課題の解決に取り組み、新たな教育のあり方について考える。

  • 子どもが算数のよさに感じながら
    本質に迫る授業方法と復習型家庭学習ノートの効果を研究。

     現在進めている研究は大きく2つあります。1つめは、子どもが算数に感じている気持ちをもとにして展開する授業のあり方です。「え?どうして?」「考えてみたい!」「なるほど!」「おもしろい!」など、子どもたちはいろんな気持ちとともに学習しています。その気持ちを引き出すために、算数を数学的な視点で捉えながら、どんな教材を準備するのか、どう子どもに働きかけるのか、どんな活動を通して子どもが学ぶようにするのかなどを追究しています。2つめは、子どもの確かな学びを支える復習型家庭学習ノートのあり方です。授業の復習として「学習したこと」「分かったこと」「思ったこと」の3段構成で継続的に書くことで、子どもの主体性、思考力や表現力の育ちを期待できます。この家庭学習ノートについて、小中学生が実際に書いた授業ノートや家庭学習ノートを観察し、子どもたちが主体的に学ぶ様子や、家庭学習で感じている気持ちなどを捉えながら、子どもの学びが変容する様子や家庭学習ノートの効果などについて追究しています。

  • これからの時代を生きる子どもたちの気持ちを
    大切にした新たな教育のあり方の追究

     I C T機器の活用やプログラミング教育など、時代の流れに伴って教育の内容や教育の方法は変化し続けてきています。算数教育や家庭学習ノートにおいても、時代の変化に伴い、内容的にも方法的にも今後まだまだ探る余地がたくさんあると考えています。だからこそ、子どもの気持ちを考えることを大前提とした算数の授業展開や家庭学習ノートのあり方について深く追究することで、その時代を生きる子どもの学びを支えることができ、これからの新たな教育のあり方につながることになると考えています。

PROFILE

中川 一彦ナカガワ カズヒコ

教育学部 教育学科

専門分野:教科教育学、初等中等教育学、算数?数学教育

学部?大学院SCHOOL / GRADUATE SCHOOL

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